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子猫を飼うための事前準備とそろえておきたい必要なもの

子猫を家に迎え入れ、新しい環境で落ち着いて過ごせるようにするためには、事前準備が大切です。猫用の商品は様々なものがありますが、子猫を飼うためにやっておくべき事前準備と、そろえておきたい必需品についてまとめました。家に迎え入れる前にしっかり整えて、子猫が安心して暮らせるように準備してあげましょう。
Adult cat lying down on a cat tree scratching a pole.

子猫を飼う前にやっておくべき3つの事前準備

  1. 家の中の環境を整える
  2. 子猫の視点で危険なものや場所がないかを意識しながら、家の中を丁寧にチェックし、子猫が安心して暮らせる環境を整えます。

  3. 子猫の行動範囲を決める
  4. 子猫は好奇心旺盛な生き物のため、しばしば狭い場所に入り込んで身動きが取れなくなったり、高い所に上って降りられなくなったりといった行動をすることがあります。そのため、玄関やベランダなど、子猫に出入りしてほしくない場所がある場合は、子猫を飼う前に柵を設置するなどして、子猫が出入りできる範囲を事前に決めておくことが重要です。また、留守や目を離すときのためにケージを準備しておくと非常に便利ですし、ケージには慣れない環境で不安な子猫を落ち着けるのに役立つ場合があります。

  5. 子猫にとって危険なものを片付ける
  6. たばこ、ゴムバンド、画鋲、クリップ、ビニール袋など、子猫が噛んだり飲み込んだりするおそれがあるものは、すべて整理し、子猫が触れられない場所に片付けましょう。
Kitten cat standing indoors playing with a cat toy.

子猫を飼うためにそろえておきたい必要なもの

1:クレート/キャリーケース
クレートとはペット用のキャリーケースのことで、家の中でも外でも、子猫にとって「リラックスして過ごせる自分の部屋のようなもの」として役立ちます。動物病院に行くときなどの移動にも必要となります。クレートを用意するときは、成長してからも使える大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。また、子猫が心地よく過ごせるように、底にブランケットを敷くのがおすすめです。

2:ケージ
ケージは、子猫が家の中でリラックスして過ごすための場所になります。猫は一般的に縄張り意識が強いため、子猫を飼うときには、家の中にケージを置いて、子猫がリラックスできるスペースを作ってあげましょう。また、お留守番をさせるときや、体調が悪いとき、動物病院での治療・術後で安静が必要なときなどにも、子猫が安心して過ごせる場所として使うことができます。

3:ベッド
子猫がすくすくと成長するためには、休息や睡眠がたっぷりとれる、安心して眠れる場所が不可欠です。さらに、子猫が安心できる場所を作ることは、新しい家に慣れるための手助けにもなります。ベッドは厚みがあるものを選び、静かな部屋の隅に置いてあげましょう。また、毎日使うベッドを清潔に保つためにも、掃除がしやすいものを選ぶことも大切です。

4:トイレ
猫用のトイレは、トイレ容器とその中に敷くための猫砂、掃除用のスコップが必要です。トイレの中には十分な量の猫砂を敷いてあげましょう。トイレ容器には種類があり、砂が飛び散るのを防ぎ、においを防止するカバーが付いたタイプもあります。お使いになる環境に合わせて選ぶことができますが、カバー付きトイレを嫌う猫もいるため、子猫の反応を見ながら最適なものを選んでください。

5:食事と水飲み用の食器
猫用の食器は、食事用のボウルと水飲み用のボウルの2種類を用意しましょう。食事用は小さめのもの、水飲み用は大きく底が深めのものが最適です。プラスチックやステンレスを嫌う猫も多いため、陶器製のボウルを選んであげるといいでしょう。 子猫の健康を維持するうえで水分摂取量はとても大切なので、常にきれいな水を飲めるようにしておくことも重要です。フードが水飲み用のボウルまで飛び散って汚してしまわないよう、2つの食器は十分にスペースを空けて置く必要があります。

6:爪とぎグッズ
猫は爪のケア、マーキング、気分転換など様々な理由で爪とぎをします。何も準備せず放ったらかしにしておくと、家の中のカーペットや壁紙で爪とぎをしてしまう猫も少なくありません。 子猫がいつでも爪とぎをできるように、爪とぎグッズを用意しておきましょう。

7:おもちゃ
おもちゃは、子猫が遊びながら運動できる便利なグッズです。例えば、小さいボールを用意すれば、転がす、噛む、引っ張る、追い回すなど、子猫の狩猟本能を満たす運動ができます。また、子猫は上下の運動を好むため、昇り降りできるキャットタワーを用意するのもいいでしょう。


おもちゃを選ぶときは、以下の3つポイントに注意してください。

  • おもちゃの強度:猫が噛んだり、引っ張ったりしたときに壊れにくいおもちゃを選びましょう。
  • おもちゃの材質:子猫は噛む力が強くなってくると、おもちゃを噛んで、破くことがあります。このときに、おもちゃの素材に綿などが使われていると、子猫が綿を飲み込んでしまうおそれがあります。破れてしまった際に、誤って飲み込むと危険な素材を使ったおもちゃは避けるのがおすすめです。
  • おもちゃのサイズ:おもちゃ自体を誤って飲み込まないように、 猫の口の2倍以上の大きさのおもちゃを選びましょう。

8:タオル、毛布
子猫は寒さに弱く、自分で体温調節ができないため、気温が下がる夜や冬は注意が必要です。そのため、子猫を温めるためのタオルや毛布を準備し、ベッドに敷いて一定の温度が保てるようにしてあげましょう。

9:子猫用フード、計量スプーン
子猫は、生まれたばかりの頃(授乳期)は子猫用のミルク、生後4週間以降は子猫用の離乳食、生後8週間以降は子猫用のフードと、成長に応じて適切な食事を与える必要があります。子猫の成長度合いに合わせて最適なものを準備してあげてください。
どのフードを与えればよいかわからないときは、獣医師に相談しましょう。また、食事は1日に適切な回数と分量を守りながら与えることが大切です。与える量の過不足を防止するために、計量スプーンを使うようにしましょう。

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