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病院・フード・トイレ代。迎える前に知りたい猫を飼う費用

猫を飼うとき、生涯にわたって適切なサポートができるよう、費用について考えておくべきポイントがいくつかあります。
Kitten cat lying down indoors on top of a cat tree.

猫を買う際にそれほど費用はかかりません。特に、純血種の猫を選ばなかった場合はそうでしょう。(血統のある純血種と雑種の違いはこちら)しかし、猫を生涯にわたり適切にサポートするためには、最初に検討すべき費用がいくつかあります。

猫の健康とウェルビーイングの費用

最初に猫や子猫を家に連れてきたとき、そしてその最初の1年間に、検討すべき費用がいくつかあります。

  • 子猫のワクチン接種は、一般的には生後2ヵ月頃に1回目、その後1ヵ月ずつ間隔を空けて2回目、月齢によってはさらにもう1ヵ月後に3回目の接種を行います。その後の追加接種は動物病院に相談しましょう。1-2回目のワクチン接種は、ペットショップやブリーダーで済ませていることもあるので、確認しましょう。
  • 迷子を防ぐためにはマイクロチップが推奨されます。また、場合によっては必須になります。猫の首の皮膚の下にマイクロチップを取り付けます。なお、この際に痛みを伴うことはありません。これによって、獣医師や猫の救済機関が小型スキャナーでチップを読み取ることができます。この処置は獣医師に通常の予約を入れれば実施してもらえ、わずか数秒で識別可能となり、猫の生命を守ることができるようになります。
  • 避妊・去勢手術は、飼い主が下す決断の中で最も重要なものの1つです。避妊・去勢は、望まない妊娠から保護するだけでなく(多くのペットを救助するために不可欠です)、さまざまな健康上および行動上の問題のリスクも軽減します。多くのレスキュー センターでは、家に連れてくる前に猫の避妊・去勢を済ませているでしょう。済んでいない場合は、獣医師に相談することができます。
  • 年に1度、獣医師による健康診断を受けさせることは、猫を飼う上でとても重要です。健康診断によって、獣医師が猫の体重や行動を評価することで、起こりうる健康上の問題を予測することができます。

Adult cat lying down on an examination table being checked over by a vet.

猫の保険

猫のために最善を尽くすことを望まない飼い主はいません。獣医師は費用をリーズナブルなものにするよう努力を尽くしますが、事故や長期の病気によって治療費がかさむ場合もあります。

保険に加入することで、万一の場合に必要となるケアを提供できるため、心の平穏が確保されます。ペット保険会社はさまざまな保証レベルを提案しており、保険料は猫の年齢や品種、大きさや種類、そしてお住まいの地域によって変わります。

飼い主と子猫にとって最適な保険を見つけるには、インターネットを使って提供されている保険を調べ、自分に最適なパッケージを見つけるのが最も簡単な方法です。その他の情報源として、獣医師の待合室で他の飼い主に聞いたり、ペット雑誌を参照したりするのも良いでしょう


日々の費用

猫を飼うための長期的なコストに影響を与える要素として、猫の品種や被毛の種類、飼い主のライフスタイルなど、さまざまなものが挙げられます。ほとんどの場合、日々の費用は多額にはなりませんが、最初から以下に関する予算を考えておくことをお勧めします。

  • 爪とぎは猫にとって自然な行動であり、これを自由に行える場所を猫に与えることが大切です。そのため、家の中にひとつ以上の爪とぎを用意するのは良いアイディアです。室内飼育を行うつもりなら、他にもたくさんのおもちゃを準備すると良いでしょう。
  • 探検することや高い場所に登ること、隠れることも一般的な行動です。キャット タワーは猫の健康をサポートし、十分な運動を促し、安全な隠れ場所を提供するのでお勧めです。
  • 猫のケアにおける重要事項のひとつとして、猫にノミや寄生虫、ダニがつくのを防ぐための予防的な健康管理が挙げられます。ブリーダーや保護団体のほとんどが飼い主のためにこのプロセスを始めています。猫の寄生虫対策(寄生虫対策に関する詳細はこちら)については、獣医師から詳しいアドバイスを得られるでしょう。
  • フードと栄養は明らかに継続的にかかる費用です。各ライフステージやライフスタイルに最適な栄養素を提供するためには、高品質のフードをお勧めします。フードにはウェットとドライという異なる食感のものがあり、別々のボウルに入れれば毎日提供することができます。
  • 猫が水を飲むのを促すのに、自動給水機が推奨される場合もあります。一部の猫種はとくに水遊びを好むことが知られているため、自動給水機は娯楽にもなりえます。
  • その他、猫の飼育時に考慮すべき費用として猫砂があります。猫用トイレが汚れていると猫は使わないことが多いため、清潔に保つことが重要です。
  • グルーミングに関しては猫の品種によって大きく異なりますが、財政面よりもむしろ時間面での負担を感じることが多いでしょう。

猫や子猫を新たに家に迎えるのは楽しくてワクワクする時間ですが、継続的にかかる費用を見落としてしまいがちです。猫は20年以上生きる可能性があると憶えておくことが肝要です。継続的な費用について最初に検討しておくことで、ペットの一生の健康と幸せをサポートできるでしょう。

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Maine Coon adult standing in black and white on a white background

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