「猫を飼いたい」と思ったら考えるべきこと
猫や子猫の世話をする時間がありますか?
子猫は家に陽気な雰囲気をもたらしますが、やがて成長し、成猫になることを忘れてはなりません。長期的に面倒をみていくという決心をしたうえで、猫を飼うことを決めてください。犬よりも猫の方が飼うのが簡単だと多くの人が考えますが、それでも猫には十分な注意と多くの支援が必要です。
その他にも、猫が必要とするケアやサポートに影響を与える事柄があります。例えば、子猫を選ぶか成猫を選ぶかです。子猫を選べば、養育や教育が必要であり、成猫よりも頻繁にフードを与えなくてはなりません。また、血統書付きが良いのか、「ミックス」が良いのか、猫を求めてブリーダーのところに行くのか、シェルターへ行くのかによっても影響を受けます。シェルターにいる猫にはトラウマとなる経験があり、最初から大きな配慮が必要かもしれないからです。
猫の行動や反応は、遺伝的要素と経験の両方によって決まります。子猫は、生後8週間までの間に社会的スキルのほとんどを習得するため、早い時期に十分な時間をとり、ケアすることが重要です。
猫や子猫を飼うこととあなたの日常習慣の折り合いがうまくつきますか?
どんな動物でも飼えば、あなたのライフスタイルに影響があります。できれば良い方向にだけ変化があってほしいものです。しかし、日常習慣の中には変えられないものもあるかもしれません。その日常習慣によって猫や子猫に何らかの影響があるのか、もしくはうまく折り合いがつけられるのかを考えることは重要です。
自分自身に関する質問:
- 子どもはいますか?幼い子供にはあまり向かない品種もあるので、猫の種類を選ぶ際に考慮する必要があります。(子供と相性の良い猫の品種はこちら)
- 家の中で他のペットを飼っていますか?また、新しい猫が来たらどんな反応を示すでしょうか?すでにいるペットに新入りの猫を紹介するには、ちょっとしたコツがいります。これには時間と忍耐が必要です。受け入れてくれるまでに数か月かかることもあれば、すんなり受け入れられることもあります。
- 屋外スペースを持っていますか?それとも猫を屋内のみで飼いますか?
- フルタイムで働いていますか?もしそうなら、あなたが家にいないときに、猫に何が起こるでしょうか?
- 猫が過ごしやすいように家の環境を適応させることができるでしょうか?
- あなたはどのくらい旅行しますか。猫をおいて出かける場合、その世話のための各種選択肢について慎重に検討してください。
- ペット保険、食事、獣医師の費用などの犬のニーズ(場合によってはグルーミングやペットホテル代も含む)を経済的にサポートできますか?
これらの質問によって、あなたの家やライフスタイルが猫に幸せで健康的な生活を提供できるかどうかが分かるだけでなく、どんな種類の猫があなたに最も適しているかも分かります。
家は猫の幸福にとって重要な場所です。新しい家に落ち着いた後、子猫は家中を見なければ気が済みません。猫のペースで探検させ、自分の住む場所を理解させましょう。ただし、危険となりうる物がないか必ず確認してください。
また、猫が隠れられる静かな空間を用意してください。家に来て間もない頃は特にです。そうすれば、その後の数日間で自分の新しい縄張りや家族について徐々に知ることができます。
飼い主は以下の行動によって、家での猫のストレスを軽減できます。
- 猫に専用の食事場所を用意しましょう。猫用トイレから離れた場所で、騒々しい場所から離れているのが理想的です。猫は落ち着いた空間で食事することを好むからです。
- 猫用トイレも静かな場所に準備しましょう。猫が容易にアクセスできるいつも同じ場所で、フードや水のボウルから離れている必要があります。
- 遊びや狩りをしたり、高いところに登ったり、爪とぎをしたりするための専用のスペースを作りましょう。
- 猫に専用の就寝スペースを与えましょう。
あなたの家に危険物はありますか?
家の内外を問わず、猫や子猫に危険をもたしうるものは以下のように多数存在します。
- 電線や電源コード。
- 簡単に手が届く家庭用薬品や洗浄剤、医薬品。
- むき出しのホットプレート。
- バルコニー。
- 以下を含む有毒な植物:シクラメン、ヒイラギ、ヤドリギ、藤、ディフェンバキア、ツツジ、シャクナゲ、フユサンゴ、セイヨウキョウチクトウ、ポインセチア、セイヨウキヅタ、アオキ、スイートピー、イチジク。
猫や子猫があなたのライフスタイルや家に合うかどうかを検討することは、猫に幸せで安全な生活環境を提供できるかを判断する手掛かりになります。また、新しい仲間との関係をもっと満足感のあるものにできます。
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