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腸内フローラと消化 - 子猫

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2024年1月14日

子猫はどのように食べ物を消化するのでしょうか?

猫は子猫の時からグルメです。これは、早い時期から味蕾(みらい)が十分発達しているので、何でも味わうことができるためです。しかし、食事は味覚だけでなく、身体が正常に機能するための必須栄養素をもたらす、健康管理全般にとって重要な要素でもあるのです。

猫が摂取した食べ物は、食道を通って胃に入ります。すると消化酵素が分泌され、食べ物を分解し、小腸に送ります。猫の食事は12~24時間ほどかけて消化管を通過します。消化器系は猫の体重の約3%を占めます。小腸は表面積が大きく、消化された栄養素の体内吸収を助けます。大腸は消化の最終段階で、老廃物を体外に排出します。

科学的に証明されていることですが、消化を効率的に行い、最適な成長のための必須栄養素を利用できるようにするには、消化の良い食事を与える必要があります。食べ物がうまく消化されず、大腸で発酵や腐敗を起こすと、猫のデリケートな腸内フローラ(善玉菌)を乱し、下痢や栄養不足などの消化器系の問題を起こし、長期的な健康問題につながるおそれがあります。こうした問題が起きないよう、消化器系の健康はとても重要です。

子猫の消化はなぜ成猫と違ってデリケートなのでしょうか?

生後間もない子猫の消化器系はとても脆弱です。生後は母乳しか消化することができません。また成長に伴い、ミルクに含まれる乳糖を分解する能力を失っていきます。そのため、成猫の多くはミルクを飲んでも消化できず、体調を崩してしまうことがあるのです。母乳は子猫のか弱い小さな身体に適応した栄養組成となっています。そのため、牛乳も子猫には適しておらず、最悪の場合、便がゆるくなり、栄養失調などのさらに深刻な問題を引き起こすおそれもあります。子猫が母乳を飲むことができない場合には、母乳に近い組成の哺乳用ミルクで代用することができます。

子猫は成長するにつれ、デンプンなどの複雑な食べ物を消化できるようになります。しかし、消化機能は徐々に発達するため、常に子猫の月齢に合った食事を与えることが重要です。 ロイヤルカナン製品は、それぞれのフードに適した月齢をパッケージに分かりやすく表示しています。常に推奨事項を守り、ご不明点がある場合は獣医師にご相談ください。

栄養素は子猫の消化器系や健康全般をどのようにサポートするのですか?

子猫(と消化器系)の健康な発育には、必要とされる栄養素を豊富に含む、質の高い食事を与えることが非常に重要です。すべての月齢において、厳選された食物繊維と消化の良いタンパク質を組み合わせた食事が大切です。成長期の子猫には、多くのエネルギーを必要とします(すでに実感されていると思いますが)。3カ月齢になるまでは、体重1 kgあたりで成猫の2倍から2.5倍のエネルギーを必要とします。ロイヤルカナン製品のパッケージには、推奨されるフードの給与量も表示しているので、簡単に確認することができます。

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