子猫が家や家族に慣れるまでの手順とポイント
子猫が新しい環境に慣れるまでの過ごし方
まずはじめに、子猫が新たな環境に慣れるために、迎え入れ後の過ごし方はどうしたらいいのか紹介します。
子猫をかまいすぎず、ゆっくり過ごさせ慣れさせる
子猫が家にやってきたら、用意しておいたトイレで排泄させ、水を飲ませます。その後はベッドやクレートの中でゆっくり休ませましょう。ブリーダーさんのお宅やペットショップから家までの移動で、子猫は疲れています。気になってつい構いたくなるかもしれませんが、まずは休ませることを優先します。子猫が元気になってきたら、部屋の中を自由に歩かせます。このときもあまり構いすぎず、子猫のペースで動き回るのを見守りましょう。室内の様子を観察したり、匂い を嗅いだりしながら、子猫は新しい環境に慣れていきます。
子猫に好きなように部屋の探索をさせ慣れさせる
子猫は好奇心旺盛です。迎えてしばらくすると、新しい環境をチェックするために探索を始めます。子猫は新しい環境の景色や音、匂いなどに慣れて落ち着くまで、ある程度時間がかかることもあります。子猫が警戒して家中を逃げまわったり、ずっと隠れて出てこなかったりすることもありますが、これは自然な行動です。すぐに子猫に触りたい気持ちはぐっと抑えて、まずは子猫が納得するまで探索させましょう。
子猫からしばらくは目を離さないように
ストレスや疲労によって、子猫が体調を崩すこともあります。家に迎えてからしばらくは、食事の食べ方や便の状態、体の動きなどをよく観察します。新たな環境に慣れていない子猫は思わぬ病気になることもあるので、気になる症状や普段と違うことに気づいたら早めに獣医師に相談しましょう。
子猫が家族に慣れるための紹介や接し方
子猫の恐怖心やストレスを減らす
週末は通常、他の日よりも静かで、新しい子猫にとって穏やかな環境となります。子猫は未知の環境に持ち込まれたばかりで、新しい人と会うことに恐怖を感じているかもしれないということを覚えておきましょう。ストレスのリスクを減らすためにすべきこと:
- 新しい家族を1人ずつ紹介する
- あなた自身と他の人の熱狂する気持ちをコントロールする
- 子猫を優しく扱う
- 子猫が困惑しないように、人から人へ手渡さない
- 代わりに、快適そうにしているときに子猫から近づいてこられるようにする
- 驚かせないため、低めの声で穏やかに話す
- 紹介の合間に子猫がリラックスしたり眠ったりできるように、十分に時間をとる
過度に騒がしかったり慌ただしい環境で育つと、びくびくしやすく臆病な猫になるかもしれません。
子猫の扱い方を家族に教える
新しい子猫に慣れたら、家族全員が子猫の丁寧な扱い方を学ぶことが大切です。恐怖を与えるかもしれない急な動きは避けましょう。
子猫を扱う最良の方法:
- 大きく開いた片手を子猫の腹部の下にスライドさせて入れる
- もう一方の手を後ろ足の下に置いて支える
- あなたの方が上であることを示するために、母親の猫が子猫を運ぶように首筋をつかんで子猫を持ち上げる
子猫の扱い方を子供にも教える
猫は子供の良い遊び相手になります。ただし、家の中の子供全員に子猫との接し方を教えておくことは重要です。そうすることで、子猫は穏やかで静かな雰囲気の中で環境に適応しやすくなります。
成猫になれば、独りになりたいときは容易に子供を避けることができますが、子猫はそれができません。子猫がリラックスしたり眠ったりする時にはそっとしてあげる必要があり、お休み中の子猫を邪魔してはいけないことを子供が理解していることが重要です。
幼児が子猫の周りにいるときは常に注意を払い、幼児が慎重に子猫に近づいていること、穏やかに遊んでいること、そして決して間違った抱き方や触り方をしていないことを確認してください。
子猫を家族に紹介するときは、時間をかけて少しずつ慣れさせてあげましょう。子猫にとって穏やかでポジティブな経験となるよう、必ず子猫のペースで物事を進め、辛抱強く細心の注意を払って行うことが重要です。
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